ロニー・ジョンソン「Too Late To Cry」

 

 

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ブルースを聴き込んでいる人でなくても、このミュージシャンがすぐれたギタリストであることは聴けばわかるだろう。

 

ロニー・ジョンソンはアメリカのブルース・シンガー、ギタリスト。

 

コードではなく弦一本でメロディを奏でる奏法は、この人がパイオニアであるといわれており、これはのちのロック、ブルース、ジャズのギター奏法に大きな影響を与えた。

 

ヴァイオリンも演奏する人で、エレキ・ヴァイオリンを始めて演奏した人としても名が残っている。

 

1899年ルイジアナ州に生まれ、1910年代にミュージシャンとしてのキャリアをスタートし、おもに1920~30年代にかけて大きく成功した。

 

ルイ・アームストロングデューク・エリントンなどのジャズの大物たちとも共演しており、また彼の演奏スタイルは即興などを取り入れていたため、ブルースよりはジャズ・ギターに分類されることもあるという。

 

自分自身で作詞作曲も行い、アフリカ系アメリカ人たちの社会的状況を歌った歌が多い。

 

またこの「Too Late to Cry」のように、男女間の関係を扱ったものもある。

 

戦後も活躍を続け、1960年代にはカナダのトロントに移住し、そこでも音楽活動をつづけた。

 

1970年に71歳で死去。

 

ブルース・シンガーたちの多くが経済的に成功せず、また社会にも認められずに世を去っていくことが多いことを考えると、ロニー・ジョンソンは概して成功したキャリアを歩んで行ったと言えそうだ。